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あなたが好きだった 髪を切ったの
面倒くさがり屋のあたしが
あなたの為にサラサラの長い髪
ホントは誰かと重ねて見てたの知ってたよ
それでもよかった よかったんだよ
7月の空は高すぎて 見上げても届かないと思ったんだ
髪を切ったら 飛べる気がしたのに
あなたにはやっぱりたどりつけなかった
あの遠い空の下 いつまでもうずくまったままの 髪の短いあたし
あなたの瞳には どう映る?
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抱えきれないこの憎しみはどこに捨ててしまえばいい?
救うことのできないこの哀しみはどこに沈めればいい?
こらえきれないこの怒りは どこにぶつければいい?
だから君は笑うんだね
僕には 泣いてるようにしか見えないのに・・
大丈夫・・ 君は掠れた声でつぶやいた
もう少しで坂を登りきる場所で
君はいつも さよならを言う
あの夕陽を ただ一緒に眺めてみたかったんだ
オレンジ色の空は 君の瞳にはどう映ってるの?
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あなたが笑えば あたしも幸せな気持ちになる
ごめんね 泣いたのは困らせたかったんじゃない
ただ あなたが優しかったから
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すぐ隣りにいるのに 心はここにはいない
途切れ途切れの記憶を拾い集めても
君が愛しているのは 僕じゃない
あの時抱きしめていたら 何か違っていたのかな
まぁ冗談だと 笑い飛ばされるだけかもな
いつも一緒にいたかった ただそれだけだった
それだけだったんだよ
空がオレンジ色に染まる前に 帰ろうか
今日もさ 笑顔をあげるから
一緒に笑おうよ トモダチの僕ら
叶わない届かない たった一言が伝えられない
僕の想いは いつまでも心の奥に閉まったまま
一緒に笑おうよ トモダチの僕ら
今だけが幸せだなんて そんな訳ないのに
この坂道を降りたら 同じ道を歩くことなんて
永遠にないのに
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あからさまにぶつけられる 容赦ない言葉の羅列
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最後にくれた言葉は
さよなら でも 嫌い でもなく
「 またね^^」
最高に残酷で でも らしくて 笑えた
きっと どこかでもしも 偶然にすれ違ったとしても
目を細めて ただ懐かしそうに 微笑むだけなんだ
何気ない いつもの風景
隣にいるはずの人が いないなんて
まだ途中
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いつもの帰り道 見慣れた街角で ふいに耳に響いた
「忘れて・・・」